東京サンゴ堂提供 遠征乗合船の流れPart2  Part1  
 

片道約3時間・・・往復の航海を快適にするためにも
遠征船の快適な過ごし方をアドバイス。

写真は西伊豆 土肥港の「とび島丸11号船」です     
船は出港する場所にもよりますが・・・とび島丸さんでは1時集合1時半出船が基本です。

最低でも集合30分前には到着するように心掛けましょう。

そうそう!氷の積み込みも船長の指示に従って速やかに!


必ず前日の夜7時に船宿さんに出船確認をとりましょう。(予め携帯番号を教えておけば急遽の出船中止や予定変更でも連絡をくれます)

船に荷物を積み込んだら、出船前にキーパーをセットします。

船長の指示でそれぞれの場所にセットします。

集合から出船まで慌ただしいので、かなりテンポよく作業を進める必要があります。

また、船縁は夜露や飛沫などで塗れています。椅子には腰掛けないでください。

夜間、高速で航行する遠征船では、凪でも風向きによっては航行中にバンバン波に叩かれる場合があります。

現場に到着したら竿が無かった・・・ということを防ぐためにも、竿は各自の責任で、きちんとロープなどで固定しておきましょう。

また、集合場所に到着したら
予めガイドに糸を通しておくことをお奨めします。

船縁のロッドポストに竿をさしていく場合は、尻手ロープなどで竿が飛び出していかないように工夫する必要があります。

これが救命ボート。海水に浸かると自動的に膨らむようになっています。遠征許可船には必ず装備されている法定備品です。

また、正規に認可された遠征船は毎年、厳しい検査を通 っています。定員の制限も厳しく、近海では一番安全な船といえます。

さて・・・全て準備が完了したらいよいよ出港です。

車を止めておく場所は必ず船長に確認して下さい。

あと、港はには釣り客狙いの車上荒らしがいます。車の中の見える場所には道具や物をおいておかないように・・・

出船したら現場まで約3~4時間。航行時間が2時間半と短い船もあります。

航行時間が短い船は結構飛ばすので、かなりの覚悟が必要です。

出船する前に、必ずトイレにいっておきましょう。

夜間の高速航行中にトイレに行く途中に万が一落水したら、まず発見は困難です。

一度、キャビンの外に出ないとトイレにいけない船では、船長に一声かけていくと揺れないようにスピードを落としてくれます。

これが遠征船の快適ベッドです。往復約6~8時間。たっぷり睡眠をとっていきましょう。

救命胴衣の着用も忘れずに!

最近の遠征船の海難事故はこの往路でほとんど発生します。

いずれも救命胴衣を着用していれば命が助かったと思われるケースがほとんどです。

 

遠征船は冷暖房完備です。キャビンの中は思ったより寒くなる時があります。トレーナーみたいなものを用意しておくと便利です。

また、予め釣りができる格好に着替えておくと良いでしょう。

真夏の銭洲は猛暑です。釣りを終えたら・・・シャワーですっきり!

必ず、着替えは用意しましょう。(汚れた格好でベッドに潜り込むのは御法度です)

シャンプー・ボディーソープ・タオルを予め用意しておくのがお奨めです!

あとは帰りの運転に備えて十分に仮眠をとって下さい。